おねしょは治ります。~中学三年の夏までおねしょをしていた、娘のお話し~

臨床心理士として、スクールカウンセラーをしていた母と娘のドタバタ克服記です。あなたのお役にたてればうれしいいです。  

中学三年まで、おねしょをしていた娘がある朝、私に言ったこと。

こんにちは!
晴れ時々はる子です。


<おねしょ>なんて、いつかきっと治る。

来月の今日には
もうきっと、笑い話になってるはず。

そう思い続けて、小学六年から一年以上が
たっていました。


夏休みの部活の合宿にも行けず、

自分のお小遣いで、私に内緒でおむつや
ベッドのシーツを買っていた娘。


おねしょなんて、いつかきっと治る。

そんなことを簡単に考えていた私に、
ある朝、娘が言いました。


「もう、寝るのが嫌、、。朝が来るのが怖い。

 もう、消えてなくなりたい、、、。」


なんと、、、


娘はそんなことを、
もう半年以上も考えていたことを知って、

私は自分が考えていたことが
大きく間違っていたことに気づきました。


いえ、間違ってはなかったかもしれません。


でも、
娘にとって、私のそんな楽観的な考えは
何のなぐさめにも、励ましにもなってなかったのだと、

ほんとうに、
ハンマーで頭を叩かれるという事は
こういうことだったんだと。


たかが、おねしょ。

私の中にあったこの言葉は、
その日を境に、遠い遠い場所に追いやりました。


そして私はその日以来、

娘のおねしょを治すため、
いろんなことを調べて、いろんなことを
出来る限りやって、努力しようと誓いました。


以前、
病院へ行った時にお医者さんから、

<おねしょ>と<夜尿症>の違いを聞かされ、

勝手な考えで反発したことが、
余計に娘のおねしょを長引かせたのではないかと、

かなり自己嫌悪に陥りましたが、


なんといいましょうか、

その時も、
積極的な治療が必要な<夜尿症>とは考えず、

一緒に改善するよう
取り組んであげなければならないレベルの
<おねしょ>、と考えることにしたのです。


今これを読んでいただいた方で、

「どちらも、同じようなことじゃないの?」

と、思われる方もあるかもしれませんが、


私は出来るだけ、
それを受けいれる部分で、
心の負担が少しでも少なくなるよう考え、

そして、娘の気持ちも考え、

そのような理解の仕方を選んだのです。


この日から、
私と娘の闘いが始まりました。

もう真剣です。


昨日まで、

「たかが、おねしょ。きっと、いつか治る。」

などと考えていたことがウソのようでした。



私は一冊のノートを作り、
そこへもう一度、

娘のおねしょのこと、
考えられる原因、今までの経緯、など、

こと細かく書き記すことにしました。


原因は、私が離婚をして
実家の両親と暮らし始めるといった、
環境の変化がすべてだと考えていましたが、

果たしてそうだろうか?

他にもなにか原因があるのでは?

と、得意の石頭を卒業して、
必死で考え、思いつくままに書き綴りました。

これには娘も協力させました。

ひょっとして、
膀胱や、内臓の病気かもしれない。。

「じゃぁ、近々、病院へいきましょう!」と。


こんな感じで、
どんどんと、いろんな事が動き始めました。


そして病院での検査の結果、
膀胱や内臓に異常のないこともわかり、

これからいよいよ、
母と娘、おじいちゃん、おばあちゃんの、

おねしょ改善奮戦喜劇がはじまっていくのでした。

 


☆悩みを相談できる人がいれば、

 それだけで半分は解決したのと同じことです。

 

 

 

 

おねしょのせいで、部活の合宿に行かなかったこと。

こんにちは!
晴れ時々はる子です。


中学生になった娘は
お友達と一緒に、バスケットボール部に入りました。


運動をするようになったのが
よかったのでしょうか、

夏休み前には、
以前と比べますと、おねしょをしてしまう回数が
一気に減っていたのです。


このころなりますと、
私は娘の朝の様子で、おねしょをしてしまったのか
どうか、ということが

娘に聞かなくてもわかるように
なっていました。


そんな中、また私たちに一つの試練が
やってきたのです。

それは、
部活の合宿です。


郊外にある施設で、二泊三日で
バスケの練習をしたり、
みんなと食事をしたり、お風呂に入ったり、

そして問題の、

みんなと寝るのです。


おねしょの悩みさえなければ
本当に楽しい夏休みの思い出になるのでしょうが、

その合宿に行くのか行かないのか、
申し込み期日の直前になるまで
答えはでませんでした。


ある日は、

「大丈夫だと信じて、行く!」

と言ったかと思えば、その次に日には

「やっぱりやめておく、、」

と言ってみたり、


娘の気持ちがとてもよくわかっていましたので、

私からはその事に対して
一切、どうこう言う事はしていませんでした。

親ではありますが、
娘はもう中学一年です。

決めるのは娘。

その決めたことに対しての
言葉はたくさん用意していたのですが、

ところが、
これがいっこうに答えが出ないのです。


スクールカウンセラーとしての
私の意見はと申しますと、

このような宿泊行事は、
日中の運動量も多くなり、夕食の時間も早く、

寝る前の、水分摂取も家にいる時よりかは
制限されるであろうことから、

参加させても大丈夫だとは考えて
いたのですが、


ほんと、すみません、、

自分の娘のこととなると
はっきりとこのことを伝えられないのです。


もし、してしまったら、、

ということを考えますと、

当然、一緒にいる友達に知られてしまうかも
しれませんし、

そんなことになれば、
それがきっかけで、二学期から学校に行きたくない、

なんてことにもなりかねない、、と、
不安が先立っていたのです。


私のそんな不安が
ひょっとしたら娘には伝わっていたのかも
しれませんね。


申込期日の直前になって、

「お母さん、私、やっぱり行かない。。」

と、娘が言ってきた時、

私はいつもしてしまう変なリアクションに
気を付けながら、

「そう。あなたが決めたのなら
 それで全然大丈夫だから!!」


と、ただただ普通の表情でそう言いました。


私はその時も今も
私と娘が決めたことは正しかったと
思っています。


とかく、親はわが子の事になると
目の前のことを解決しようと躍起になりがちです。

そのことに、敏感になろうが
鈍感になろうが、

結局は同じ時期に、同じ答えしか
出ないのだと思います。


こんなことを申しますと、
それこそ、
元も子もなくなるのかもしれませんが、


娘のおねしょを通じて、

私は、
すべてのことは成るようにしか成らないし

きっと、うまくいく

って、思えるようになったのです。



決して、何も努力しなくていい、
と言ってるわけではありません。


親として、

<子育てのゴール>って何だろう?

<子供の自立>ってどういことだろう?


この二つの事を
とことん考える機会をいただいたことで、


私自身も親として
すごく成長したのだと思えるようになりました。



☆<子育てのゴール>は、考えているよりも
 ずいぶん先にあります。


 

 

おねしょは治る。私の変なリアクションが、娘のおねしょを長引かせていたのです。

こんにちは!
晴れ時々はる子です。


このブログを読んだ娘が、

「どうして、晴れ時々はる子なの?」

と、聞いて来ました。


私の名前が、はる子という名に近いというのは
わかっていたそうですが、

娘が聞きたかったのは、

なぜ、<晴れ時々>なのか?? 

でした。



そうなのです。

私は娘がおねしょをした時、

いつも変な顔して、
そしてその後、気にしてないかのような
変な取り繕いをしていたのです。

改善後にわかったのですが、

それが娘には、とてもプレッシャーに
なっていたのでした。

ですので、
普通は、晴れ時々、と来ましたら
その後に続きますのは、くもり、とか
雨とか、

ですので、
あえてここは、

晴れ時々、

どうなっても晴れる!

ということで

はる子にしたのです。


今思いましたら、

最初におねしょをした時から、


「あぁ、いいよ、いいよ。
 寝る前に水とか飲み過ぎたんでしょ^^」


みたいなことを言い続けていたのなら、

娘も中三まで、辛い思いをしなくて済んだのかな、、

なんて、
考えても仕方ないことを思うのですが、


せめて、
このブログでは、

いつでもどんなでも、

私の心は、

晴れ時々はる子
で、まいりま~す!!!

 

おねしょと、夜尿症の決定的なちがい。

こんにちは!
晴れ時々はる子です。

 

台風が本州に接近中ですね

各地で警報や避難勧告なども
出ているようですが、

対象地域にお住まいのみなさま、
どうぞ、くれぐれもお気を付け下さいませ。



さてさて、
本日のタイトル!

おねしょと、夜尿症。

これ、違うんですよ。

でも、私にとっては
ほんと、どーでもいいことだったんです。


これは娘が小六の時に
病院へ連れて行って言われたのですが、


おねしょは、小学校へいくまでのお漏らし。

夜尿症は、それ以上の年齢になってから
積極的な治療がひつような場合に

そう呼ばれるのだそうで。


私からしてみたら、

それはわかったところで
治るのか、治せるのか、

またまた、放っておいたら自然に治るなんて
言いだすんじゃないでしょうね!


みたいな、

ほんと、病院へは自分がスクールカウンセラー
していることは内緒でしたので
言いたいこといってたように思います。


今思うと、、反省。。です(笑)

 

でもですね、


娘にしてみたら、もっとどうでもいいことで

要はこう考えたんですよ、あたし。


親がおねしょのことに
真剣に心配しだしたら、夜尿症と言う病気になって、

そんなもの、
放っておけば自然になおるよ!


みたい感じでいくと、
娘が何歳になろうが、おねしょのままなんだな、と。


で、うちは、
おねしょのままでいくことにしましたので

病院へは
その後いっておりませんのですよ~。


でも、このおねしょが、、
なかなか治らなかったのです~(^O^)

つづく。



☆病院へいくと、
 いろんな病名があなたを待っています。






夏の高校野球と、娘の夜尿症。

こんにちは!
晴れ時々はる子です。
 

いよいよ夏の高校野球がはじまりますね。

でも、この時期になると
思いだす事があるのです。

 


娘が中学一年の夏でした。
 

ようやく、夜尿症がなくなりつつあった時期に
夏の高校野球が始まったのです。

 


昼間は私も仕事をしていますし
娘も塾へいったりして、

家でテレビを見ることなど
ほとんどないのですが、

高校野球のその日のダイジェスト版と
いうのでしょうか、

夜、遅い目の時間に放送されている
あの番組です。


なにが原因かはわかりませんが、
その番組を見るようになって二日目から、

娘の夜尿症が復活してしまったのです。


今思えば、
関係あるのかないのかは、わかりませんが、

その番組を見る事で
娘の就寝時間が、一時間遅くなっていたのです。


でも、寝る前には
いつもと同じようにトイレへ行ってから
床へはいっていました。


考えられる原因としては、

・高校球児の熱い姿をみて、寝る前の交感神経のバランスが
 崩れてしまった。

・テレビを見るため起きている事で
 いつも以上に飲み食いしてしまっていた。

・自分も野球をやってる夢を見て、リキんで漏らしてしまった。

 

お笑いになるかもしれませんが、
当時はこのようなことを真剣に考えていたのを
覚えています。


でも、ひょっとしますと、

どれもこれもが正解だったのかもしれません。



今年もいよいよ
高校球児の暑い夏がはじまりますよ~!


☆まさかとは思いますが、いえ、、もう大丈夫です。



 

おねしょは自然に治ります。と、言われても困ります。

晴れ時々はる子です。

臨床心理士としてスクールカウンセラー
始めて、半年ほどたったころでしょうか。
 
当時、小学六年生だった娘にちょっとした

異変が起こり始めました。

 

最初はあまり気にしてなかったのですが
娘が朝起きて居間に降りてくるのがやたらと
時間がかかることが多くなっていました。

そのころはすでに離婚をして
実家の両親と一緒に暮らしておりましたので

朝のご飯の用意などは母がこなしてくれるので
それに甘えて
私も自分が出掛ける用意などに追われ
娘の朝の様子などはあまり気にかけていなかったのです。



どちらかといいますと、
娘より私の方が先に家を出発しますので
その後、娘は普通に学校へいってると
ばかりに考えていたのです。

 

そんなある朝、母が、

娘が最近なかなか降りて来ないので
夜更かしとかしているのではないのかな?

と私に言ってきたのです。


ところがそうではありませんでした。

娘は娘で忙しかったのです。

おねしょの後処理に(笑)



それがわかったのは
その時から半月ほどたってからでした。

環境が変わったので仕方ないのだろう、、。

と、私は軽く考えていたのですが、
実は、娘はそうではありませんでした。


おねしょをしてしまった恥ずかしさより
どうして小六にもなって、

今までしたこともなかった
おねしょをするようになってしまったのかを、
とても悩んでいたのです。


私はカウンセラー仲間にこっそりとこのことを
相談しました。

でも返って来た答えは、


「放っておいたら、自然に治るよ。」


ということでした。

私もそう思っていましたので
その時はそうかな、、なんて考えていたのですが、

よくよく考えますと、

自然に治るかもしれないけど、
本人は今、そのことでとても悩んでるわけです。

だから、

『自然に治るから、大丈夫!』

という答えは、あまりにもぶっ飛んだ答えに
思えて仕方なかったのです。


スクールカウンセラーとして
いろんな相談を受ける立場でありながら、
我が娘の事となると、
なかなかそのような答えを伝えることが
出来ずにいました。


そして自分なりに考えた言葉を
娘に伝えました。


「みんな、自然に治るから大丈夫だって言うけど、
 そんな勝手なこと言われても困るよね。
 自然に治るんだったら、病院なんていらないじゃない!」


めずらしく怒った顔でものを言う私を見て

娘は久しぶりに、にっこり笑いました。

 


自然に治るかもしれませんが、
本人にとってこの言葉は、なんの役にもたたない言葉です。

 

 

 

 

あなたは、おねしょをしてる人、それともお母さん?

はじめまして。晴れ時々はる子です。

とても勇気を出してブログを始めました。

 

ブログタイトルにありますように
私はある学校でスクールカウンセラーをしておりました。

主人と離婚をし
女手でひとつで娘を育てないといけない! 
 

そんな思いで臨床心理士の資格をとろうと
勉強をはじめた、、、

とか、

ごめんなさ~い、

まったくそんな美談なお話しではなく、
離婚したのはしたのですが、

私の実家はそこそこ裕福で
小学校六年だった娘を連れて実家へ帰ったところで 

 

「よく帰ってきたね~♪」
 

みたいなノリでしたので
ご近所にも言い訳や、肩身の狭い思いをすることなく

 

だったら、以前から考えてた
臨床心理士とかいう資格をとって

いろんなひとの為に役立ちたいなぁ~
 

なんて、軽い気持ちで勉強を始めて
まんまと合格してしまったという、ほんと、
ラッキー以外なにもない

離婚生活のスタートだったのです。

 

でも、、、
 

私には人知れず、悩みがありました。
 

そうです。
娘の、『おねしょ』です。

 

このブログを読んでいただいてるのは、

私と同じ立場の、お母さんでしょうか、
それとも、ご本人さまでしょうか。

 

私も、おねしょは自然に治るものだとばかりに
考えていました。
 

これから、
約三年間にわたる、壮絶な苦闘を
お伝えしていきたいと思いますので

 

どうぞよろしくおねがいいたしま~す(^O^)/

 

ちょっと、オーバー(笑)